【中国から日本への荷物はいつ届く?】配送方法と日数の目安




中国から日本への荷物が「何日で届くのか」は、個人輸入や越境ECビジネス*において非常に重要なポイントです。
納期を正確に把握しておくことで、顧客対応や在庫管理にも大きな差が生まれます。
この記事では、中国から日本への主な配送方法別の日数の目安に加え、遅延の原因や追跡方法についても詳しく解説します。
中国から日本への主要な配送方法と日数の目安
中国からの荷物は、選択する配送手段によって所要日数や配送の安定性が大きく異なります。
とくに法人仕入れやECサイト運営者にとっては、信頼できる配送手段の選定がビジネスの成否を分ける要素となります。
以下では、実務でも頻繁に使われる代表的な3つの配送手段と、それぞれの特徴・所要日数の目安を紹介します。
※送料は、THECKBが提携している物流会社を基にした一例です。
航空便(大口貨物)|納期厳守のビジネス利用に最適(約3〜5営業日)
・特徴:航空便ならではの高速輸送と、詳細な荷物追跡機能が強み。通関処理もスムーズで、法人・個人ともに利用可能。
・おすすめ用途:納期に厳しい法人取引に最適
・目安日数:3〜5営業日程度で到着
・送料:101kg以上/14元/kg(約285円)
以下は、弊社にて手配するOCS航空便をご利用いただいた際の参考価格です。
航空便(小口貨物)|個人輸入やECショップ向けの高品質配送(約2〜5営業日)
・特徴:日本全国をカバーする安定した物流網。EC事業者やD2Cビジネスにも広く活用されています。
・おすすめ用途:個人輸入やドドロップシッピング仕入れによる、中国からエンドユーザーへの直接発送。
・目安日数:3〜5営業日。
・送料:0.5kg以下(0.5kg含む)/38元(約765円)
以下は、弊社にて手配する佐川急便をご利用いただいた際の参考価格です。
船便(大口貨物)|コスト重視の大口輸送におすすめ(約7〜9営業日)
・特徴:リーズナブルな料金で、大量の商品や大型荷物の輸送が可能。
・おすすめ用途:納期にはあまりこだわらず、できるだけコストを抑えたい。
・目安日数:7〜9営業日程度。
・送料:1001kg以上/6.5元/kg(約7〜9営業日)
以下は、弊社にて手配する海源船便をご利用いただいた際の参考価格です。
中国から日本への荷物が遅れる主な原因
中国から日本への荷物は、通常3〜9営業日程度で届くことが多いですが、時期・地域・物流の状況によって配送に遅れが生じることがあります。
ここでは、よくある遅延の要因を3つのカテゴリに分けて詳しく解説します。
地域による配送スピードの違い|都市部と地方での差
配送先の地域によって到着日数には差が出ます。特に都市部と地方・離島では中継拠点の有無が影響します。
日本国内でも、配送先が都市部か地方かによって日数に差が出ます。
・都市部(東京・大阪など):配送拠点が近く、最短で当日〜翌日配達も可能。
・地方・離島(北海道、九州、沖縄など):空港からの中継が必要なため+2〜3日程度の遅れが見込まれます。
大型連休による影響(旧正月・ゴールデンウィーク・国慶節など)
旧正月(春節)や国慶節、ゴールデンウィークなどの大型連休期間中は、中国の工場や物流拠点、日本の港湾・通関業務などが最大で2週間以上停止することがあります。
その結果、出荷や配送に大幅な遅延が発生する可能性があります。
また、休暇明けには出荷が集中するため、物流処理の混雑によりさらなる遅延が生じやすくなります。
大型セールイベントによる遅延(例:ダブルイレブン/W11)
中国最大のECセールである「ダブルイレブン(11月11日)」の期間中は、注文量と出荷量が急増し、倉庫・配送センター・税関の処理能力を上回ることがあります。
これにより、一時的な混雑や処理遅延が発生しやすくなります。この時期の出荷には十分な余裕を持ったスケジュール管理が必要です。
中国側・日本側のによる遅延リスク(梅雨・台風・大雪など)
梅雨・台風・大雪などの悪天候により、航空便や船便の運行が遅延または停止する可能性があります。
中国南部では、5月下旬から6月下旬にかけて梅雨の時期が続き、7月から9月にかけては台風の発生が最も多い時期となります。
これらの天候によって、港湾や空港の閉鎖、交通規制などが発生し、出荷スケジュールに大きな影響を及ぼす恐れがあります。
一方、日本においても、梅雨時の集中豪雨や冬季の大雪によって、陸路輸送に制限がかかるケースがあり、納期の遅延要因となることがあります。
通関処理と税関検査による遅延
荷物が日本に到着しても、通関で止まるケースがあります。とくに以下の条件では時間がかかることがあります。
・インボイスの不備や申告内容の誤りがあると、税関での追加検査の対象になります。
・食品・医薬品・ブランド品(模倣品対策)など、規制対象商品は特に厳しくチェックされます。
・通常の通関処理は1〜2営業日で完了しますが、問題が発生した場合は3〜5営業日以上かかることもあります。
遅延を防ぐための対策
・荷物を送る前に繁忙期(旧正月やセール時期)を避ける
・正確なインボイスや申告内容を準備する
・地方・離島への配送はあらかじめ余裕を持った納期設定を行う
中国から日本への荷物の追跡・確認方法|ステータスの見方と注意点
中国から日本へ荷物を送る際、「今どこにあるのか?いつ届くのか?」を把握するには、追跡サービスの活用が欠かせません。
多くの国際配送サービスでは、専用の追跡番号を使って、荷物の現在地やステータスをリアルタイムで確認することができます。
荷物の追跡手順|追跡番号の使い方
各配送業者(例:OCS、佐川、海源など)から発行された「追跡番号」を使い、以下のステップで荷物の状況を確認できます。
①追跡番号を取得する(出荷完了時に通知されることが多い)
②輸送業者の公式ウェブサイトにアクセス
③専用の入力欄に追跡番号を入力し、検索ボタンを押す
④追跡結果から、現在の輸送状況や位置を確認
※追跡番号の形式は業者によって異なるため、入力ミスに注意してください。
中国側・日本側で表示される追跡ステータスの違い
荷物の追跡では、中国側と日本側で表示されるステータス表記が異なります。また、国境を越える際に一時的にステータスが更新されない「空白期間」がある点にも注意しましょう。
追跡できない場合の主な原因と対策
以下のようなケースでは、追跡情報が表示されない/遅延することがあります。
・追跡非対応の格安配送便:もともと追跡機能が付いていない場合があります。
・データ反映の遅れ:発送後すぐにはシステムに反映されないことがあり、数時間〜24時間程度のラグが発生。
・ラベル不良や紛失:配送途中でラベルが破損・剥がれると、追跡不能になる可能性も。その際は発送元へ早めに問い合わせるのがベストです。
まとめ|配送選びと追跡で納期トラブルを防ぐ
中国から日本への荷物は、配送方法によって所要日数が異なり、遅延要因や追跡の仕組みも多様です。
用途や納期に応じて配送手段を選ぶことが重要であり、あわせて追跡機能や通関対策もチェックしておくと安心です。
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