中国輸入ノウハウ

中国輸入代行は、中国からの商品を購入し、輸入手続きや検品サービス、配送手配などを代行するサービスです。

中国輸入代行を利用することで、個人や中小企業でも中国からの商品輸入ができ、煩雑な手続きの負担も軽減できます。

中国輸入代行業者は以下の理由から必要とされます：

１、スムーズな商品調達支援

中国は製造業の中心地であり、多くの商品が中国で生産されています。

中国輸入代行業者は、中国のメーカーや卸売業者とのつながりを持ち、商品の調達をスムーズに行うことができます。

２、手続きや言語・文化の壁克服

国際輸入には煩雑な手続きや言語・文化の壁がありますが、代行業者はこれらを代行し、お客様の負担を軽減します。

３、品質管理や国際輸送の代行

品質管理や検品、国際輸送の手配なども代行業者が行い、スムーズな取引を実現します。

1、中国輸入禁止品と中国輸入規制品の違い

・輸入禁止商品：（関税法）で輸入が禁止されている商品

・輸入規制商品：輸入に際し事前に申請が必要な商品法律

２、輸入が禁止されているもの

・麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤、あへん吸煙具

・指定薬物（医療等の用途に供するために輸入するものを除く。）

・けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品

・爆発物

・火薬類

・化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質

・貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード（生カードを含む）

・公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品

・児童ポルノ

・特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品

・不正競争防止法第２条第１項第１号から第３号まで又は第１０号から第１２号までに掲げる行為を組成する物品

（出典：日本税関 >水際取締 > 輸出入禁止・規制品目 >輸入が禁止されているもの）

３、輸入が規制されているもの

輸入規制商品は、電気用品安全法、薬機法（旧薬事法）、食品衛生法などの法律で規制されている商品で、

輸入に際しては事前申請による許可が必要となります。

→輸入時に、別途資料が必要な品目

・アパレル製品：洗濯タグの取付が義務

・家電製品：PSEマークが必要

・食品：食品等輸入届出書を提出必要

・医薬品・化粧品：薬機法規制対象

・植物：禁止物・植物防疫法に基づいた検査

・リチウム電池付製品：危険品輸送に関する勧告

・電波法違反の無線通信機器（赤外線通信を除く）

・CD・DVD・ブルーレイなど音楽や映像関連商品

更に詳しい情報を知りたい方はこちらへ：

中国輸入における「禁止商品」と「規制商品」の違いをマスターしよう！

※輸入可否判断に迷う場合、弊社カスタマーサービスへ個別にご相談ください。

１、ファッション・衣服

Tシャツ - T恤衫

ジーンズ - 牛仔裤

ワンピース - 连衣裙

ジャケット - 夹克

パンツ - 裤子

スカート - 裙子

ブラウス - 衬衫

ハンドバッグ - 手提包

スニーカー - 运动鞋

ドレス - 连衣裙

２、シューズ・靴 - 鞋子

スニーカー - 运动鞋

ブーツ - 靴子

サンダル - 凉鞋

ハイヒール - 高跟鞋

ローファー - 乐福鞋

スリッパ - 拖鞋

３、寝具用品 - 床上用品

枕 - 枕头

掛け布団 - 被子

シーツ - 床单

毛布 - 毯子

枕カバー - 枕套

掛け布団カバー - 被套

４、家具 - 家具

ベッド - 床

ソファ - 沙发

テーブル - 桌子

チェア - 椅子

キャビネット - 柜子

デスク - 书桌

５、化粧品 - 化妆品

ファンデーション - 粉底

リップスティック - 口红

アイシャドウ - 眼影

マスカラ - 睫毛膏

スキンケア製品 - 护肤品

ネイルポリッシュ - 指甲油

６、アクセサリー - 首饰

ネックレス - 项链

ブレスレット - 手链

イヤリング - 耳环

リング - 戒指

指輪 - 戒指

ピアス - 耳钉

ブローチ - 胸针

ヘアアクセサリー - 发饰

７、腕時計 - 手表

アナログ時計 - 指针表

デジタル時計 - 数字表

クロノグラフ - 计时表

ウォッチ - 手表

レディース時計 - 女表

メンズ時計 - 男表

８、サッカーボール - 足球

バスケットボール - 篮球

野球グローブ - 棒球手套

テニスラケット - 网球拍

ゴルフクラブ - 高尔夫球杆

スキーウェア - 滑雪服

スケートボード - 滑板

ヨガマット - 瑜伽垫

フィットネスバンド - 健身带

水泳ゴーグル - 泳镜

９、旅行 - 旅行

スーツケース - 行李箱

バックパック - 背包

旅行用アダプター - 旅行适配器

トラベルパッキングキューブ - 旅行整理包

キャリーオンバッグ - 手提行李袋

トラベルネックピロー - 旅行颈枕

地図 - 地图

ガイドブック - 导游书

旅行保険 - 旅行保险

パスポートカバー - 护照套

１０、美容・健康 - 美容、健康

ヘアドライヤー - 吹风机

カーリングアイロン - 卷发棒

ストレートアイロン - 直发器

フェイスマスク - 面膜

ボディローション - 身体乳

マッサージ機 - 按摩仪

ヨガマット - 瑜伽垫

睡眠補助グッズ - 睡眠辅助用品

１１、趣味・娯楽: - 爱好、娱乐

カメラ - 相机

ビデオゲームコンソール - 视频游戏机

楽器 - 乐器

絵画用具 - 绘画工具

パズル - 拼图

ボードゲーム - 桌游

ここでは、中国輸入に必要な４つの項目を詳しく見ていきましょう。

１、仕入原価

中国輸入の場合、輸入代行業者を利用するのが一般的ですので、仕入代行手数料や中国国内送料が加算されます。

仕入原価＝（仕入金額＋代行手数料＋中国国内送料）×為替レート

THE CKB利用に発生する費用について、以下の料金表をご参考ください

＞THE CKB 料金プラン

２、国際輸送料

国際輸送料は利用する輸入代行業者や、船便か航空便かによって変わります。

航空便の場合、到着するまで３～７日程度かかりますが、１キロ当たり15～25元が平均的です。

船便の場合は日本に到着するまで10～15日程度かかりますが、費用は通常、１キロ当たり６～１０元が平均的で、

航空便より安く利用できます。

＞THE CKB 国際送料

３、関税

関税は商品代金や諸経費に関税率をかけたものであり、課税対象金額によって関税率が異なります。

課税対象金額が20万円以下の場合、簡易関税率が適用され、7区分に分類された品目により0～20％の範囲で課税されます。

課税対象金額が20万円を超える場合は実行関税率が適用され、品目も数千に分類されているので、

扱う商材の関税率を実行関税率表から探し出さなければなりません。

関税についての詳細情報は、下記の記事で解説していますので、ぜひご参照ください。

＞中国輸入における関税の計算方法を徹底解説！

４、販売経費

販売経費には、ECサイト利用料金、外注化費用、広告宣伝費などが含まれます。

ECサイトを利用する場合、各プラットフォームの月額利用料金や販売手数料がかかります。

例えば、AmazonのFBAサービスでは商品の保管や発送を代行してもらえますが、利用内容に応じてコストが発生します。

中国輸入ビジネスでは成長に応じて外注化費用が増え、商品リサーチや梱包・発送業務、顧客対応などをアウトソーシング

することが一般的です。

広告宣伝費はECサイトの広告サービスや自社ECサイトの広告宣伝にかかる費用です。中国輸入ビジネスではブランド力が

ないため、一般的にはAmazonなどのプラットフォームの集客力を利用することが推奨されます。

関連資料

THE CKBでは、仕入れコストを事前に見積もり可能な原価計算ツールを開発しました。

原価計算ツールを活用して、発送希望の商品を追加し、物流会社を選択すると、国際送料が自動的に概算されます。

興味のある方、ぜひ以下の投稿をご参考ください。

＞中国輸入ビジネスの利益を簡単に計算できるツール、原価計算ツールがリリース

１、B2B（有在庫）とは

B2B（有在庫）は、企業間の取引モードであり、企業が大量の商品を仕入れて自社倉庫や自宅、または物流センターなど

で在庫を保有します。在庫管理や発送などの物流プロセスは、企業自体が担当します。

メリット:

・在庫が自分で管理できるため、数量が把握できる

・即座に出荷できるため、顧客の期待に迅速に応えられる

・大量仕入れのため全体的なコストが下がる

・有在庫販売で制限が少なく、D2Cより販路が多い

デメリット:

・需要変動に合わせた在庫管理が難しい

・在庫過剰リスクがある

・倉庫スペースの確保が必要で、在庫保管料がかかる

・商品を一気大量に発送するため、通関時間がよりかかる

２、D2C（無在庫）とは

一方、D2C（無在庫）は、消費者への直接販売モードです。この方法では、販売者が在庫を持たずに商品を販売します。

つまり、商品は需要に応じて仕入れできるため 、在庫管理の必要性がありません。通常、オンライン販売や直接マーケッ

トプレイスを通じて消費者に商品を提供します。エンドユーザーが注文した後、商品を購入し品質検査を行い、直接エン

ドユーザーに発送します。

メリット:

・在庫の持ち込みコストを削減できる

・需要変動に合わせて柔軟に対応できる

・倉庫スペースの必要がない

・通関手続がB2Bに比べて簡単で時間がかからない

・初期費用が低い

デメリット:

・在庫切れリスクがある

・品質と在庫管理が難しい

・注文から出荷までに時間がかかるため、顧客の待ち時間が長くなる

・商品の即時出荷ができない

・突発的な需要に対応しにくい

３、B2BとD2Cの違い

主な違いは、在庫管理と商品の供給方法にあります。

B2Bでは、企業が在庫を保有し、自社で商品の管理と発送を行います。一方、D2Cでは、在庫を持たずに需要に応じて買

付されるため、個別の注文に対応する柔軟性があります。また、B2Bは企業間の取引を対象とし、大量の商品取引が一般

的ですが、D2Cは消費者に直接販売するため、小口の注文や個々の顧客に対応することができます。

より詳しく知りたい方は、以下の投稿をご参照下さい：

＞B2B（企業間取引）・D2C（消費者直接取引）の違い？